天窓が閉まらない原因や対処法|修理できない場合の選択肢も紹介

この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。25年以上、約10,000件の現場経験で培った技術と知識をもとに、屋根・雨樋・板金・外壁工事に携わる。建築家・隈研吾氏が関わるカフェ「和國商店」のプロデュース(グッドデザイン賞等受賞)、海外での活動なども行う。また、全国の屋根屋50社以上と共にボランティア活動を行い、屋根の展示イベント「屋根展」を主宰している。

「天窓が閉まらないのはなぜ?」
「天窓が閉まらなくなったので、直したい」
住宅に天窓を設置している場合、上記のように突然閉まらなくなり、困っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では天窓が閉まらない原因や対処法、修理できないケース、修理できない場合の解決策まで解説しています。
おすすめの業者や施工事例も紹介しているので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
目次
天窓が閉まらない原因

天窓が閉まらない場合は、以下が原因となっていることが多いです。
・ゴミや異物が詰まっている
・金具が劣化している
・フレームが歪んでいる
・サビで動かなくなっている
・モーターや配線トラブルが起きている
1つずつ説明していきます。
ゴミや異物が詰まっている
天窓のレールをはじめとした小さな隙間には、ホコリや砂、落ち葉などが詰まり、開閉しにくくなることがあります。
閉めようとすると途中で引っかかる、少しだけ開いた状態になるといった場合は、何かが詰まっている可能性が高いです。
金具が劣化している
天窓は長年使っていると、金具が摩耗したり歪んだりすることがあり、閉まりにくくなることがあります。
閉めようとすると動きが鈍い、異音がするといった場合は、上記の可能性が高いです。
無理に動かすと悪化する恐れがあるので、気を付けてください。
フレームが歪んでいる
天窓は経年劣化によりフレームが歪み、閉まりにくくなることがあります。
また屋根や建物自体のわずかな歪みなども、開閉しにくくなる原因の1つです。
部品交換では直らないケースが多いため、まずは業者に点検してもらうことをおすすめします。
サビで動かなくなっている
天窓は雨漏りや湿気などによってサビが発生し、固着することで開閉しにくくなるケースがあります。
天窓が閉まらない場合、内部で劣化が進んでいる可能性もあるので注意してください。
モーターや配線トラブルが起きている
電動開閉式の天窓の場合、モーターや配線にトラブルが起きて、開閉できなくなるケースもあります。
またリモコンや電源に問題が起きていることもあります。
自分で解決するのは難しいので、まずは業者に点検してもらいましょう。
天窓が閉まらないときの対処法

天窓が閉まらない場合、無理に閉めようとするとガラスが割れたり、金具が破損したりする恐れがあるので注意してください。
まずは以下の対処法を試してみましょう。
・レールや周辺の汚れを取り除く
・電動開閉式の場合は電源やリモコンを確認する
・応急処置を施す
・保証内容を確認する
・天窓修理専門業者に点検を依頼する
順番に説明していきます。
レールや周辺の汚れを取り除く
まずはレールや周辺の汚れや異物を除去しましょう。
室内から手が届く範囲のみ、拭き掃除などで綺麗にします。
脚立を使う場合は2人以上で行うなど、転落しないよう気を付けてください。
電動開閉式の場合は電源やリモコンを確認する
電動開閉式の天窓が閉まらない場合は、電源やリモコンが正常に動いているか確認しましょう。
リモコンの電池交換や、ブレーカーの確認も行います。
上記を試しても天窓が閉まらない場合は、次へ進みます。
応急処置を施す
天窓が開いたままだと雨が吹き込んでしまうので、ブルーシートなどを使って簡易的に養生します。
床や家具も雨に濡れないよう、事前に養生しておく方が安心です。
ただし完全には防げないため、早めに修理を依頼することをおすすめします。
保証内容を確認する
応急処置を施したら、メーカーの保証書や施工業者の保証書を確認します。
保証期間内であれば、無償で修理してもらえるケースが多いです。
保証書が見つからない場合は、メーカーや施工業者へ問い合わせてみてください。
天窓修理専門業者に点検を依頼する
もし保証期間を過ぎていたり、そもそも保証が付いていなかったりした場合は、天窓修理専門業者に点検を依頼しましょう。
天窓が閉まらない原因を特定するには、プロの判断が必要です。
また自分で屋根の上に登って確認したり、作業したりするのは危険なため、注意してください。
天窓修理を専門にしている業者に見てもらうのが、安心かつ一番早い解決方法です。
天窓が閉まらない場合、修理できないこともある

天窓はちょっとした故障であれば、部品交換などで直せることも多いです。
しかし以下の場合は、修理できない可能性が高いです。
・天窓が古すぎてメーカーの部品が廃盤になっている
・天窓本体の歪みや腐食が進んでいる
・何度も雨漏りしている
・天窓の耐用年数(約20~30年)が過ぎている
まずは修理で直る状態なのか、業者に点検してもらいましょう。
天窓が閉まらず修理できない場合の選択肢

天窓が閉まらず、修理もできない場合は、天窓を新しく交換するか撤去する必要があります。
以下で詳しく説明していきます。
天窓を交換する
新しい天窓は、昔の天窓よりも性能が向上しています。
防水性や断熱性、耐久性などが以前に比べて高くなっています。
天窓を交換することで生活の快適性が向上するほか、長期的に見ても安心して使えるようになるため、修理できない場合は天窓の交換も1つの手です。
天窓を撤去する
もし住宅のメンテナンスの手間やコストを減らしたい、雨漏りする度に対処するのが面倒など、天窓の必要性が低くなっている場合は天窓の撤去も検討してみましょう。
ただし太陽光を取り入れられる場所が減るため、照明器具を増やすなどの対策が必要です。
天窓の交換や撤去なら天窓修理の匠にご相談ください

天窓を新しく交換するもしくは撤去する場合は、天窓修理の匠にご相談ください。
天窓修理の匠を運営するウチノ板金は、屋根専門のプロ集団です。
天窓をはじめとした屋根周りの付帯部についても、知識や技術、施工実績が豊富です。
「1級建築板金技能士」や「登録建築板金基幹技能者」など工事に関連する国家資格を持っている職人が在籍しており、正しい知識や技術によって施工できるため安心してお任せいただけます。
また弊社は天窓メーカーのベルックスから認定された天窓の修理や交換を行う施工店で、ベルックスの天窓に関する正しい知識や技術を持っています。
費用もリーズナブルな価格でご案内可能です。
大手リフォーム会社や施工店に依頼した場合、実際には下請け業者が施工するため、仲介手数料がお客様の費用に上乗せされることが多いです。
一方で弊社は自社の熟練職人が施工を担当するので、仲介手数料が発生しません。
天窓の交換や撤去だけでなく、部分修理なども可能なため、まずはお気軽にご相談ください。
天窓を交換・撤去した施工事例

ここでは実際に天窓修理の匠が行った、天窓交換や撤去の事例を紹介します。
費用や工期も紹介しているので、実際に依頼した場合のイメージがしやすいです。
ぜひ参考にしてみてください。
天窓交換の施工事例
【BEFORE】

【AFTER】

ガラスの縁部分から雨漏りしている天窓を交換した事例です。
既存の屋根材を部分的に撤去し、ベルックス製の新しい天窓に交換しました。
雨漏りが改善されただけでなく住環境も快適になり、お客様にも喜んでいただけました。
費用は60万円(足場代別)で、工期は5日です。
天窓撤去の施工事例
【BEFORE】

【AFTER】

何度も雨漏りが発生していた天窓を撤去した事例です。
建物にもダメージが進行しており、今後のメンテナンスの負担を考慮した結果、撤去することとなりました。
天窓を取り外した後は防水シートを施工し、既存の屋根材と比べて違和感のないよう新しい屋根材を施工しています。
費用は35万円(足場代別)で、工期は2日でした。
天窓が閉まらない場合は早めに業者に点検してもらおう

天窓が閉まらない場合は、レールに異物が詰まっているほか金具やフレームの劣化、電動開閉式の天窓であればモーターや配線トラブルが起きている可能性があります。
まずはレールなどの汚れを綺麗にしたり、電源やリモコンなどを確認したりしましょう。
そのうえで雨が吹き込まないように天窓や床に応急処置を施し、メーカーや施工業者の保証書を確認します。
ただし寿命が過ぎた天窓や何度も雨漏りしている天窓などは、修理では直せないケースも多く、天窓を新しく交換するか撤去をおすすめします。
天窓が閉まらない状況は、生活の快適性にも影響するため、早めに業者に点検してもらいましょう。

