お電話でのお問い合わせ0120-945-251
LINEでのお問い合わせ
コラムColumn

バルコニーの屋根に天窓を設置するメリット・デメリット、費用相場を解説

2026/09/07 Mon
この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。25年以上、約10,000件の現場経験で培った技術と知識をもとに、屋根・雨樋・板金・外壁工事に携わる。建築家・隈研吾氏が関わるカフェ「和國商店」のプロデュース(グッドデザイン賞等受賞)、海外での活動なども行う。また、全国の屋根屋50社以上と共にボランティア活動を行い、屋根の展示イベント「屋根展」を主宰している。

一般的にバルコニーとは、建物から外にせり出した屋根のないスペースを指します。

一方で、インナーバルコニーと呼ばれる建物内にスペースを確保した屋根付きのバルコニーもあり、雨を防げる点が特徴です。

新築工事やリフォームを考えている方の中には、バルコニーの屋根に天窓を設置したいと検討している人もいるでしょう。

本記事ではバルコニーの屋根に天窓を設置するメリット・デメリットを解説します。

バルコニーの屋根に天窓を設置したいと考えている人は、参考にしてください。

バルコニーの屋根に天窓を設置するメリットは?

バルコニーの屋根に天窓を設置した場合のメリットは、明るさの確保です。

インナーバルコニーは外壁で完全に囲まれていないスペースとなっており、開放的な空間を楽しめます。

しかし、雨を防ぐ屋根があるので、一般的なバルコニーと比較すると取り入れられる自然光の量は少なく感じられます。

インナーバルコニーの屋根に天窓を設置すれば、雨を防ぎながら明るさの確保が可能です。

空の表情が天窓から見えるため、セカンドリビングとして活用する場合もアウトドアな雰囲気が楽しめます。

バルコニーの屋根に天窓を設置するデメリットは?

バルコニーに天窓を設置するデメリットは下記のとおりです。

・雨漏りリスクが増大する
・メンテナンスの手間がかかる

一つずつ解説します。

雨漏りリスクが増大する

天窓は雨を防ぐ屋根に穴をあけて設置するので、雨漏りのリスクが増加します。

バルコニーに防水対策が施されているから問題ないと思いがちですが、雨漏りの影響を大きく受けるのは、天窓が設置された屋根です。

天窓周辺から雨水が浸入すると、屋根材の腐食につながる恐れがあります。

雨漏りによって不具合の箇所が拡大すれば、修理する際に負担する費用も増大しかねません。

バルコニーの屋根に天窓を設置する際は、雨漏りによる屋根材への影響に注意しましょう。

メンテナンスの手間がかかる

屋根材や外壁と同様に、天窓にも定期的なメンテナンスが欠かせません。

天窓がない住宅と比較すると、メンテナンスの手間やコストが長期的に発生します。

定期メンテナンスを怠った場合、コーキングや防水シートが劣化し、雨水が浸入してくる可能性があります。

不具合の程度によっては天窓の交換が必要となるケースもあるため、定期的にトラブルが発生していないか確認しましょう。

バルコニーの天窓をメンテナンスするタイミングは?

バルコニーの天窓を長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが必要です。

下記のタイミングで天窓のメンテナンスを検討してください。

・劣化や不具合を発見したとき
・耐用年数が近づいてきたとき
・屋根のリフォームを行うとき

理由とともに、詳しく解説します。

劣化や不具合を発見したとき

天窓に劣化や不具合が見られたら、メンテナンスを検討しましょう。

コーキングやパッキンは劣化するとひび割れなどが発生し、防水性が低下して雨漏りになる恐れがあります。

ガラスの結露や天窓から水が垂れる様子が見られたら、天窓が劣化している可能性があります。

3〜5年ごとに点検して、シーリングなどの状況を確認するのがおすすめです。

自然災害が発生したあとも、不具合が生じている可能性があるため目視などで確認してみてください。

耐用年数が近づいてきたとき

部材の耐用年数が近づいてきたタイミングで、メンテナンスを実施しましょう。

天窓の寿命は一般的に20〜30年ですが、コーキングやパッキンの耐用年数は5〜15年となり、天窓と比較すると短いです。

天窓の寿命まで期間があいていたとしても、部材の耐用年数が近づいてきた場合は、部材自体が劣化している可能性があります。

コーキングの打ち直しや部材を交換すれば劣化が解消され、トラブルも発生しにくくなります。

屋根のリフォームを行うとき

屋根をリフォームする予定があれば、同時に天窓のメンテナンスも検討しましょう。

足場が必要となるリフォームの場合、天窓のメンテナンスを同時に行えば足場代の負担が1回のみとなり、トータルコストを抑えられます。

現地調査の際に、天窓をメンテナンスする必要性も業者に確認してもらうのがおすすめです。

天窓をバルコニーの屋根に設置する際の費用相場は?

バルコニーに限らず屋根に天窓を後付けする場合は、費用相場は30〜70万円程度です。

工期は3〜8日程度となります。

実際は天窓のサイズや作業環境によって変動するため、あくまで参考程度に留めてください。

設置の際、同時に屋根の修理が必要なケースもあります。

バルコニーの屋根に設置された天窓を修理・交換する際の費用相場は?

屋根に設置された天窓を修理・交換する際の一般的な費用相場は下記のとおりです。

・コーキングの補修:3~10万円程度
・防水シートの交換:15万円~
・ガラス交換:5~30万円程度
・天窓の交換:30~200万円程度

後付けする場合と同様に、天窓のサイズや作業環境によって費用は変動します。

天窓のフレームに腐食が見られたり修理しても雨漏りが再発したりする場合は、修理ではなく天窓の交換を検討してください。

部分的な交換であれば工期は3日程度、屋根全体の修理も行う場合は1〜2週間程度となります。

バルコニーの屋根に設置された天窓を撤去する際の費用相場は?

屋根に設置された天窓を撤去する際の費用相場は20〜50万円が一般的です。

天窓の撤去後は、下地を調整してから防水シートを施工し、屋根材で仕上げます。

安全面から足場の設置は必要です。

費用はあくまで目安となり、使用されている屋根材や撤去後に行う屋根補修の施工内容によって変動します。

天窓を撤去すれば、屋根の防水性の向上によって雨漏りしにくくなり、天窓のメンテナンスも不要となるため長期的にみるとコスト削減が見込めます。

バルコニーの天窓工事を依頼する業者の選び方は?

バルコニーの天窓工事を依頼する際は、信頼できる業者を選びましょう。

依頼の際は、下記の特徴がある業者を選ぶのがおすすめです。

・天窓の施工実績が豊富
・国家資格を保有
・自社施工を実施

理由とともに詳しく説明します。

天窓の施工実績が豊富

工事の品質を判断する一つの目安が施工実績です。

施工実績が豊富であれば、多くのお客様に選ばれているため仕上がりの質が高いと推測できます。

天窓のトラブルは施工不良が要因となる場合もあり、正しく施工しないと設置後に雨漏りなどのトラブルが発生する可能性があります。

再修理などの不要なコストを発生させないためにも、確かな技術力を持った業者に依頼しましょう。

施工実績は業者のホームページなどに掲載されているので、確認してみてください。

国家資格を保有

豊富な経験だけでなく、建築板金技能士など国家資格を保有しているかどうかも確認しましょう。

資格を保有していれば、工事に関わる正しい知識を持っていると判断できます。

提案された施工内容も深い知見に裏付けされたものである可能性が高く、安心感を得られます。

ただし、国家資格を保有していれば問題ないとは限らないので、目安の一つとしてください。

施工実績と同様に、業者のホームページに掲載されている場合があります。

自社施工を実施

適正価格での施工を希望するなら、自社施工を実施している業者に依頼するのがおすすめです。

下請け業者に依頼している場合は中間マージンが発生し、費用が適正価格より高くなる可能性があります。

他にもお客様に対応している窓口と下請け業者との連携不足で、お客様の要望が上手く伝わっていない場合もあります。

自社施工の業者であれば、職人との連携が取れていることが多く、高品質な施工を提供してもらいやすいです。

業者のホームページなどで自社職人が施工しているかを確認しましょう。

バルコニーの天窓は信頼できる業者に施工を依頼しよう

インナーバルコニーは屋根があるので雨は防げますが、一般的なバルコニーと比較すると取り入れられる自然光の量は多くありません。

屋根に天窓を設置すれば、雨を防ぎつつ明るさを確保できます。

しかし、天窓は雨漏りのリスクやメンテナンスの手間が生じるため、よく検討してから設置しましょう。

劣化が見られたタイミングや耐用年数が近づいてきたタイミングでメンテナンスを実施すると不具合を最小限に抑えられます。

納得感のある施工をしてもらうためにも、天窓に関わる工事は信頼できる業者に依頼しましょう。

Share this article

関連コラム

お問い合わせContact

天窓の雨漏り修理や交換、
撤去、ご相談などは、
「天窓修理の匠」まで、
お気軽にお問い合わせください。