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天窓は二重窓にできない!手軽な悩み対策と根本的な解決方法を紹介

2026/09/09 Wed
この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。25年以上、約10,000件の現場経験で培った技術と知識をもとに、屋根・雨樋・板金・外壁工事に携わる。建築家・隈研吾氏が関わるカフェ「和國商店」のプロデュース(グッドデザイン賞等受賞)、海外での活動なども行う。また、全国の屋根屋50社以上と共にボランティア活動を行い、屋根の展示イベント「屋根展」を主宰している。

天窓からの強い日差しによる暑さ、冬場の寒さや結露などに悩み「天窓を二重窓にして対策できないか」と、考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、天窓を二重窓にすることは構造的に難しく落下の危険性も高まるため、設置は不可能です。

天窓の不快な悩みを解決するためには、ブラインドなどの代替案を取り入れるか、思い切って交換・撤去するのがおすすめです。

本記事では、天窓を二重窓にできない理由と手軽にできる暑さ・寒さ対策、根本解決に向けた交換や撤去工事について解説します。

天窓工事を行う際の業者の選び方も紹介しているので、天窓特有の悩みを解消したい方は参考にしてください。

天窓を二重窓にできるのか?

一般的に天窓へ二重窓を設置することは不可能です。

二重窓は垂直壁面以外の開口部には取り付けられないからです。

重力によってレールからパネルが外れ落下する危険性が高くなります。

無理にDIYで二重窓にしようとすると、けがや住宅の破損につながるリスクがあります。

天窓に悩みがある場合は二重窓にするのではなく、別の対策を検討するのがおすすめです。

天窓があることによる悩みは?

天窓があることで生じやすい悩みは以下のとおりです。

・直射日光で部屋が暑くなる
・断熱性が低いと冷気が入り込みやすくなる
・雨音が響きやすい
・結露が発生しやすい

具体的な原因について解説します。

直射日光で部屋が暑くなる

天窓は夏場に直射日光が入り部屋が暑くなる傾向です。

天窓は屋根に設置されているため、太陽からの強い日差しが直接室内に差し込み、室温が上昇します。

エアコンをフル稼働させても冷房の効きが悪いケースも少なくありません。

とくに、南向きや西向きの屋根にある天窓は、午後の強い日差しを浴び続けています。

適切な遮熱対策を行わないと夏場は快適に過ごせない可能性があります。

断熱性が低いと冷気が入り込みやすくなる

冬場になると天窓から冷気が入り込みやすくなります。

空気は暖まると上昇し、冷気は下降する性質があるからです。

暖房で温まった部屋では、窓辺で冷やされた空気が足元に流れて溜まっていきます。

コールドドラフト現象とも呼ばれ、天窓は屋根にあるため外気の影響を受けやすく、窓面が冷えやすい特徴があります。

冷気の循環によって足元が冷えるため、部屋全体が寒く感じるかもしれません。

雨音が響きやすい

雨の日に天窓から聞こえる雨音が気になるケースもあります。

屋根とほぼ同じ角度で天井に設置されている天窓は、上空からの雨粒がガラスに直接当たります。

とくに、寝室や子ども部屋に天窓があると、睡眠時に雨音が気になりストレスになりかねません。

ガラスの厚みが薄いものや防音性の低い古い天窓ほど、音がダイレクトに響き渡ります。

結露が発生しやすい

冬場には、天窓のガラスや枠部分に結露が発生しやすくなります。

室内の暖かく湿った空気が、外気で冷やされた天窓に触れることで水滴に変わるのが原因です。

発生した結露がポタポタと床に落ちてきたり、天井のクロスに染みを作ったりします。

そのまま放置すると見えない部分にカビやダニが繁殖する可能性があります。

天窓自体の寿命を縮めるだけでなく、住宅の構造部を腐食させる悪影響を及ぼすおそれがあり危険です。

二重窓以外にできる天窓の悩み対策は?

天窓に二重窓を設置できない場合の代替案は以下のとおりです。

・ブラインドやロールスクリーンを設置する
・遮熱、断熱フィルムを貼る

高所作業となる場合は、けがをするリスクがあるため業者へ相談することが大切です。

ブラインドやロールスクリーンを設置する

手軽にできる対策として、天窓専用のブラインドやロールスクリーンの設置がおすすめです。

直射日光を遮り室内の温度上昇を抑えるのに効果的です。

夏場の強い日差しを物理的にカットすることでエアコンの効きが良くなり、快適な環境を保てます。

冬場は、室内の暖かい空気が天窓のガラス越しに逃げるのを防ぐ効果も期待できます。

高い位置にある天窓にはリモコンで操作できる電動タイプを選ぶと、開閉の手間がかからず便利です。

採光の調整も自由にできるため、天窓そのものを活かしながら暑さや寒さが和らぎます。

遮熱・断熱フィルムを貼る

天窓のガラスに直接遮熱・断熱フィルムを貼るのも手軽な対策です。

太陽からの熱や紫外線をカットしつつ室内の明るさを維持できます。

フィルムを貼るだけの作業なので、大がかりな交換工事などは不要です。

夏場は太陽光を反射して室温の上昇を防ぎ、冬場は室内の暖気を逃がしにくくする働きがあります。

1年を通して快適な空間を保てます。

天窓の悩みを根本から解決する二重窓以外の方法は?

ブラインドやロールスクリーンなどの簡易的な対策で解決しない場合は、以下の方法がおすすめです。

・高性能な天窓へ交換する
・天窓の撤去を検討する

状況に応じて適切な対処法を知っておくことが大切です。

高性能な天窓へ交換する

天窓の寿命は20〜30年です。

もし、設置してから20年以上経過しているなら、高性能な天窓への交換がおすすめです。

現在の天窓は断熱性や遮熱性が向上しています。

たとえば、Low-Eガラスを採用した製品なら、夏の暑さや冬の寒さによる結露といった悩みを軽減できます。

Low-Eガラスは、Low-E膜という特殊金属膜をコーティングした断熱性の高いガラスが、熱の移動を抑えてくれるのが特徴です。

長期間の使用で劣化した防水シートやコーキング材も一新でき、雨漏りのリスクも同時に解消できます。

室内環境を快適に保ちながら天窓を使い続けたい方に適した方法です。

天窓の撤去を検討する

天窓からの採光が不要だったり、今後のメンテナンス費用をなくしたかったりする場合は、撤去が有効です。

天窓そのものをふさぎ、新しい屋根材で完全に覆うことで雨漏りや結露、暑さ寒さの悩みを根本から解消できます。

将来的なガラス割れのリスクがなくなり、定期的な点検やコーキング補修などの手間も不要です。

ただし、撤去する際には下地の調整後、防水シートを施工し新しい屋根材で仕上げていくため、初期費用がかかります。

今後のライフスタイルやメンテナンスの負担を考慮し、総合的に判断することが大切です。

天窓の交換や撤去を行う際の業者の選び方は?

天窓の交換や撤去を進めるための業者の選び方は以下のとおりです。

・天窓の施工実績が豊富にある
・自社施工の業者である
・資格所有者が在籍している
・口コミ評判が良い

業者選びで後悔しないためのポイントを理解しておきましょう。

天窓の施工実績が豊富にある

天窓の修理や交換撤去の施工実績が豊富な業者を選ぶことが大切です。

天窓の工事は通常の屋根工事とは異なり、専門的な知識と技術が求められます。

実績が少ない業者の場合、施工不良による雨漏りなどの深刻なトラブルを引き起こすリスクが高まります。

天窓工事に特化した業者であれば、過去の豊富な経験から住宅の状況に合わせた施工方法の提案が可能です。

公式サイトの施工事例や件数を確認し、実績の多さと対応できる工事の種類を事前にチェックしておく必要があります。

自社施工の業者である

見積もりから実際の工事まで、一貫して自社の職人が担当する業者を選ぶのがおすすめです。

下請け業者を挟まないことで余計な中間マージンが発生せず、適正価格で工事を依頼できます。

また、大手ハウスメーカーやリフォーム会社では営業担当者と現場の職人が異なるため、要望の伝達漏れが起きやすい傾向です。

自社施工であれば専門知識をもった職人に直接悩みを相談でき、細かな要望も現場へ反映してもらえます。

工事費用を抑えつつ高品質な仕上がりを求めるなら、自社施工の業者が適しています。

資格所有者が在籍している

建築板金技能士や建築施工管理技士など、関連する国家資格をもつ職人が在籍しているかの確認が必要です。

天窓工事そのものに特定の資格は必須ではありません。

しかし、資格があることは確かな技術力と知識を有している証といえ、施工を任せる際の安心感が違います。

国が定めた厳しい審査基準をクリアした職人であれば、さまざまな状況に対応できます。

質の高い工事を提供できるかどうか見極めるひとつの判断基準として、資格の有無をチェックしておくのがおすすめです。

口コミ評判が良い

実際に施工を依頼したお客様からの口コミや評判が良い業者を選ぶと安心です。

Googleマップの口コミや施工後に実施されたアンケート結果は、業者の実際の対応や技術力を把握できます。

長期にわたり高い評価を得ている業者は、お客様からの満足度が高いといえます。

費用の安さだけで選ぶのではなく、実際の利用者のリアルな声を確認し、信頼できる業者かどうかの判断が大切です。

天窓の暑さや寒さ対策をするならを二重窓ではなく交換や撤去を検討しよう

一般的に、水平や斜めの天井に設置された天窓を二重窓にはできません。

暑さや寒さといった天窓特有の悩みを解消したいなら、簡易的な対策としてブラインドや遮熱フィルムの設置が有効です。

ただし、根本的な解決には天窓の交換または撤去を検討してください。

高性能な天窓へ交換できれば断熱性が高まり、結露が発生しにくくなります。

思い切って撤去するとメンテナンスが不要になり、暑さや寒さなどで悩む心配もいりません。

天窓工事の実績が豊富な自社施工の業者へ、一度相談してみるのがおすすめです。

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