お電話でのお問い合わせ0120-945-251
LINEでのお問い合わせ
コラムColumn

天窓(トップライト)の修理はDIYでできる?業者に依頼すべき理由を解説

2025/05/07 Wed

天窓(トップライト)は自然光を取り入れる便利な設備ですが、屋根の一部に開口部があるため、雨漏りのリスクが高くなります。

とくに築年数が経過していたり、過去に補修歴があったりする天窓は要注意です。

「最近、天井にシミができている」「雨のたびにポタポタと音がする」といった症状がある場合は、早めの点検が必要です。

この記事では、天窓の雨漏りの主な原因や、修理・交換・撤去それぞれの対応方法、費用の目安まで詳しく解説します。

また、DIYでは対処しきれない理由や、信頼できる業者の見分け方もご紹介しますので、天窓の修理を検討している方は参考にしてください。

DIYでの天窓(トップライト)修理はおすすめできない

天窓(トップライト)からの雨漏りに気づいたとき、「とりあえずDIYで直してみよう」と考える方もいるのではないでしょうか。

応急処置で一時的に改善することもありますが、原因を正確に特定できないと再発や悪化のリスクが高いです。

また、屋根上での作業は落下のリスクも伴います。

そのため、基本的に天窓修理は専門業者への依頼をおすすめしています。

応急処置の具体例

ここでは、DIYで対応できる応急処置の一例をご紹介します。

ただし、いずれもあくまで一時的な対策であり、根本的に解決するには専門業者による点検と修理が必要です。

パッキンまわりのひび割れが雨漏りの原因であれば、コーキング材を打ち直しましょう。

小さな隙間を塞ぐことで、一時的に雨水の浸入を防げる場合があります。

天窓のまわりに落ち葉や砂ぼこりが溜まっている場合は、丁寧に掃除をしましょう。

排水不良による水たまりを防ぐことで、雨水の浸入リスクを抑えられる可能性があります。

雨樋やドレン(排水口)まわりに詰まりが見られる場合は、ごみを取り除きましょう。

排水の流れが悪くなると、雨水が逆流して雨漏りを引き起こす恐れがあります。

応急処置で症状が緩和することもありますが、原因を正確に特定できないと再発や悪化のリスクが高くなります。

天窓の修理は専門業者に依頼するのがおすすめ

天窓の修理は高所での作業となるため、慣れていない方が行うと落下の危険があります。

特に屋根の傾斜が急な場合や、足場が確保されていない状態では、大きな事故につながる恐れがあります。

また、原因を正確に見極めないまま補修を行うと、雨漏りがかえって悪化するおそれがあるため注意が必要です。

自己判断による修理で被害が広がり、結果的に修理費用が高額になるケースも少なくありません。

根本的に解決したい場合は、経験と専門知識を持つ業者に相談しましょう。

天窓(トップライト)は修理・交換・撤去のどれが最適?

天窓の雨漏りに対応する方法には、修理・交換・撤去の3つがあります。

再発の頻度や部材の劣化具合によって、最適な方法は異なります。

築年数や状態によっては、交換や撤去の方が適しているケースもあるため、専門業者に相談することが大切です。

修理・交換・撤去のどれが適しているかを判断するための基準を解説します。

修理がおすすめの場合

天窓の雨漏りが軽微な場合や、費用を抑えたいと考えている方には修理がおすすめです。

シーリング材のひび割れやパッキンの劣化などが原因であれば、専門業者による部分補修で対応できる場合もあります。

ただし、天窓全体が古くなっている場合や、複数箇所で不具合が見られる場合は、修理だけでは根本的な解決につながらない可能性もあります。

状態に応じて、交換や撤去も含めた対応を検討しましょう。

交換がおすすめの場合

天窓を長期間使用していたり、補修を繰り返しても雨漏りが再発したりする場合は、交換を検討するのが現実的です。

特に、以下のような状態が確認できた場合は、修理ではなく交換を視野に入れましょう。

・ガラスやフレームに変形や腐食が見られる
・何度も補修を行っているのに再発している

天窓を交換することで、最新の断熱性・防水性を備えた製品に更新でき、再発リスクを大幅に減らせます。

交換費用は天窓の種類や屋根の形状、足場の有無によって変動するため、まずは専門業者に相談しましょう。

撤去がおすすめの場合

天窓は、光をたっぷり取り込める便利な設備ですが、定期的なメンテナンスが必要になる点も見逃せません。

「修理や点検に手間や費用をかけたくない」と感じている方は、天窓の撤去も検討しましょう。

ただし、天窓を撤去すれば今後の雨漏りやメンテナンスの心配がなくなる一方で、次のような点には注意が必要です。

・部屋が少し暗く感じられることがある
・屋根材の補修や張り替えのために工事費用がかかる
・見た目の印象が変わる

「修理・交換・撤去のどれがよいかわからない」と迷うときは、まずは専門業者に点検してもらい、天窓や屋根の状態をふまえて相談するのがおすすめです。

天窓(トップライト)の寿命

天窓(トップライト)の寿命は、一般的に20〜30年です。

ただし、実際の耐用年数は設置環境やメンテナンス状況によって前後します。

例えば、日差しが強い地域や風雨の影響を受けやすい屋根では、部材の劣化が早く進行する傾向にあります。

また、天窓まわりに使用されている防水シートやコーキング材の耐久性も寿命を左右する重要な要素です。

築年数が20年以上経過している場合は、不具合がなくても点検を検討しましょう。

天窓(トップライト)修理・交換・撤去の相場

天窓(トップライト)の修理・交換・撤去にかかる費用は、作業内容や現場の状況によって大きく変動します。

比較的軽微な修理であれば、コーキングの打ち直しが中心となり、3〜10万円程度が目安です。

防水シートの交換が必要な場合は15万円〜が一般的です。

ただし、作業場所によっては足場の設置が必要になるため、そのぶん費用が上がることもあります。

天窓の交換工事は、サイズや種類、屋根の形状・素材によって幅があり、30〜200万円程度が想定されます。

撤去費用は20〜50万円程度が相場で、既存の屋根材や撤去後の補修内容に応じて金額が変わります。

いずれの作業も、正確な費用を把握するには現地調査が欠かせません。

天窓(トップライト)の修理で信頼できる業者を見分けるポイント

天窓修理で信頼できる業者を見分けるポイントは以下の5つです。

・専門知識を持った職人が対応してくれるか
・過去に多くの天窓修理を行っているか
・納得できる見積もりを提示してくれるか
・地域密着で対応がスムーズか
・契約を急がせないか

天窓の修理を依頼する際は、信頼できる業者を見極めることが大切です。

まず確認したいのは、専門知識を持った職人が対応してくれるかどうかです。

有資格者が在籍していれば、一定の知識や技術を持っていると判断できます。

次に、過去に多くの天窓修理を手がけているかもチェックしましょう。

公式サイトに施工事例が掲載されていれば、対応力や施工品質を確認できるため安心です。

見積もり内容は、金額だけでなく項目の内訳も重要です。

「施工一式」といった曖昧な表記がある場合は、詳細を確認してください。

不明瞭な項目があると、後から追加費用を請求される恐れがあります。

また、地域密着型の業者は対応が早く、アフターサポートにも期待できます。

最後に、契約を急がせるような業者は避けましょう。信頼できる業者ほど、施主の判断を尊重してくれます。

「天窓修理の匠」が手がけた施工事例

「天窓修理の匠」では、修理・交換・撤去を問わず、これまでにさまざまな事例に対応してきました。

その中から、実際の施工事例をご紹介します。

天窓修理を行った事例

【施工前】

【施工中】

【施工後】

築25年の戸建て住宅にお住まいのお客様から、天井付近から水が垂れてくるとのご相談を受けました。

天窓のまわりから雨漏りが発生しており、調査の結果、新築時の施工不良が原因であることが分かりました。

さらに、長年の浸水により天窓の下地が腐食していたことが原因でした。

部分的に板金屋根の葺き替えを行い、防水性を回復させました。

施工後は雨漏りが完全に止まり、お客様からも「安心して過ごせるようになった」とご満足の声をいただいています。

天窓交換を行った事例

【施工前】

【施工中】

【施工後】

築年数の経った住宅で、天窓のガラスの縁から雨漏りが発生しているとのご相談を受けました。

外側からのメンテナンスが必要な状況でしたが、安全に作業を行うには足場の設置が不可欠でした。

この機会に天窓自体を最新モデルへ交換することを提案し、既存の屋根を部分的に撤去したうえで、ベルックス製の新しい天窓へ交換しました。

交換後は雨漏りも解消され、お客様からは「これで安心して過ごせる」とのお言葉をいただいています。

天窓撤去を行った事例

【施工前】

【施工中】

【施工後】

繰り返し雨漏りを起こしていた天窓について、「今後のメンテナンスに不安がある」とのご相談を受けました。

何度か補修を行っても完全に止まらなかったため、天窓を撤去して屋根に戻す工事を提案しました。

既存の屋根材と違和感が出ないよう、素材や色を慎重に選び仕上げています。

工事後は雨漏りの心配もなくなり、「もっと早く相談すればよかった」とのお声をいただいています。

天窓(トップライト)修理・交換・撤去なら「天窓修理の匠」にご相談ください

「天窓修理の匠」は、天窓の修理・交換・撤去を専門とする施工業者です。

すべての作業を自社で一貫して行っており、仕上がりの品質と費用の明確さにこだわっています。

地域に密着したサービスを心がけており、お住まいの状況やご予定に合わせて柔軟に対応可能です。

天窓の不具合が気になる方は、「天窓修理の匠」までご相談ください。状態に応じた最適なプランをご提案いたします。

この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
Share this article

関連コラム

お問い合わせContact

天窓の雨漏り修理や交換、
撤去、ご相談などは、
「天窓修理の匠」まで、
お気軽にお問い合わせください。