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天窓はやめとけと言われる10個の理由|天窓設置がおすすめな理由も紹介

2025/06/07 Sat

「天窓はやめとけとよく見るけれど、なぜだろう」

「家を建てるにあたり天窓の設置に悩んでいるが、やめておくべき?」

「天窓はやめとけとよく聞くけれど、本当に悪い面しかないの?」

このように、天窓はやめとけと言われている理由が気になる方、本当にやめるべきかお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では天窓はやめとけと言われる10個の理由とともに、天窓を設置して良かったという意見もご紹介します。

この記事を読むと、天窓の設置をやめるべき理由と解決法を把握できるため、納得のいく判断ができます。

天窓の設置を検討中で、悪い面も含めた情報を踏まえて判断したい方は、ぜひ参考にしてください。

天窓はやめとけと言われる理由

天窓はやめとけと言われる理由は、以下の10個です。

・夏は暑く冬は寒くなりやすいから
・雨漏りのリスクがあるから
・結露が発生するから
・雨音が響きやすいから
・日焼けしやすいから
・眩しいから
・掃除が難しいから
・メンテナンスが必要だから
・ソーラーパネルの設置場所が減るから
・固定資産税が高くなるから

それぞれについて、順番に詳しく解説します。

夏は暑く冬は寒くなりやすいから

天窓はやめとけと言われる理由は、夏は暑く、冬は寒くなりやすいからです。

天窓の場合は真上から日差しが入るため室内が暑くなりやすく、冬は反対に冷気が入りやすいと思われているためです。

夏の暑さは、天窓専用のブラインドやシェードを設置することで軽減できます。

また、断熱性の高いガラスを天窓に使用することで、冬の寒さを感じにくくすることも可能です。

雨漏りのリスクがあるから

天窓はやめとけと言われる理由は、雨漏りのリスクがあるからです。

天窓は、屋根に穴をあけて設置しています。

そのため、天窓のない屋根と比べると、どうしても天窓のある屋根の方が雨漏りのリスクが高まるのです。

天窓の雨漏りの主な原因には、以下が挙げられます。

・シーリング(コーキング)の劣化
・防水シートの損傷
・ガラスやフレームの破損
・初期の板金処理の施工不良
・経年劣化
・台風や強風などによる影響

シーリングの定期的な点検や補修、防水シートのチェック、屋根との接合部のメンテナンスなどにより、雨漏りへ早期に対応できます。

天窓に詳しい業者に依頼すると安心です。

結露が発生するから

天窓は外気の影響を受けやすく、室内外に温度差があると結露が発生しやすくなり、上から水滴が落ちてくることがあります。

対処法として、開閉式の天窓にする方法があります。

天窓を開閉することで換気ができ、室内の湿気を逃がしやすくなるため、結露が発生しにくくなるのです。

雨音が響きやすいから

天窓は、壁面に設置されている窓と比べて真上から雨が当たるため、少しの雨でも雨音が響きやすい傾向があります。

天窓のガラスを防音性に優れた厚みのあるガラスや複層ガラスにすることで、雨音を軽減しやすくなります。

日焼けしやすいから

天窓は真上から日差しが入り込むので、家具や床が日焼けしやすいです。

しかし、ブラインドやシェードを付けることで日差しを軽減しやすくなります。

また、断熱効果や遮熱効果のあるガラスを選べば、紫外線をカットできるため、おすすめです。

眩しいから

天窓を設置する位置によっては、日差しがイスやソファに差し込む場合があります。

また、日差しの眩しさにより、パソコンや本の文字が見にくくなるケースもあります。

天窓を設置する前に、日差しがどの角度に当たるのか確認しておくことが大切です。

例えばダイニングテーブルを明るくしたい場合には、日光を壁に反射させ、明るくしたい箇所にピンポイントに太陽の光を当てる方法もあります。

ぜひ、参考にしてみてください。

掃除が難しいから

高所にある天窓を掃除するためには、脚立を用意するか、業者に依頼する必要があるため、汚れに気づいても手軽に掃除することが難しいです。

天窓のガラスを汚れの付きにくいタイプや、セルフクリーニング効果のあるものにしておけば、少しでも汚れにくくできます。

また、傾斜のある箇所に天窓を設置することで、雨水とともに汚れを流しやすくすることもできます。

メンテナンスが必要だから

外壁や屋根と同様に、天窓も定期的なメンテナンスを必要とします。

3~5年ごとに点検し、シーリングの劣化やガラスの状態を確認するのがおすすめです。

点検時に雨漏りや劣化を発見し、早期に修理や交換することで、劣化の進行だけでなく余計なコストや手間の発生を防げます。

将来的に天窓が不要になった場合は、撤去工事も可能です。

ソーラーパネルの設置場所が減るから

今後、屋根にソーラーパネルを設置する予定がある場合は、天窓を付ける箇所には設置できません。

天窓とソーラーパネルの両方を設置したい場合は、家を建てる前やリフォームの時点で、優先レベルや割合を決めておくのがおすすめです。

固定資産税が高くなるから

屋根の形状や外壁の種類、天窓の有無によって住宅の固定資産税の金額が変わるため、天窓を設置すると固定資産税が高くなってしまいます。

ただし、高くなるといっても開閉式の天窓であれば年間数千円、固定式の天窓であれば年間数百円程度の違いです。

天窓を付けた人が「やめとけと言われていたが、付けて良かった」と言う理由

天窓はやめとけという話を聞いたり、ネットで見かけたりすることも多いかもしれません。

しかし、天窓を付けて良かったと言う人も多くいます。

本章では、天窓を付けた人が「やめとけと言われていたが、付けて良かった」と言う3つの理由をお伝えします。

・狭小地でも室内に光を充分に取り込めるから
・周囲の視線や話声が気にならないから
・風通しが良いから

それぞれについて、以下で詳しく解説します。

狭小地でも室内に光を充分に取り込めるから

狭小地でも室内に光を充分に取り込めるため、天窓を付けて良かったという意見があります。

都心部では近隣住宅との距離が非常に近いケースがあり、窓を開けても隣の家の壁しか見えず、日差しが入ってこないことも多いです。

しかし、天窓を設置すれば太陽の光を上から充分に取り込めるため、付けて良かったと感じるケースが多いです。

周囲の視線や話声が気にならないから

周囲の視線や話し声が気にならないため、天窓を付けて良かったという意見があります。

隣の家の窓と自宅の窓が向き合っている場合は、お互いの姿が見えたり、物音や話し声が気になったりすることがあります。

しかし、天窓の場合は空しか見えないため、周囲の物音や話し声も気になりにくいことから、付けて良かったと感じるケースが多いです。

風通しが良いから

風通しが良いため、天窓を付けて良かったという意見があります。

開閉式の天窓で換気をする場合、室内にこもった熱気は天窓を通して外へと自然に抜けていきます。

暖かい空気は、上に昇っていく性質があるためです。

壁面の窓から外の空気が入り、室内に空気の流れが生まれて風通しが良くなるため、天窓を付けて良かったと感じるケースが多いです。

「やめとけ」と言われる天窓だがメリットデメリットを比較して判断しよう

天窓は「やめとけ」と言われたり、ネットでもそのような言葉を見かけたりすることが多いのではないでしょうか。

天窓が「やめとけ」と言われるのには様々な理由があります。

例えば、夏場の暑さや雨漏りのリスクなどです。

しかし、天窓を付けて良かったという意見もあり、住宅の立地環境などによってはメリットのある設備と言えます。

ぜひ、この記事を参考にしてメリットとデメリットを比較したうえで、天窓の設置を判断してみてください。

この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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