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屋根に設置できる天窓とは?向いてるケース、向いていないケースも紹介

2025/07/03 Thu
この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

「屋根に設置できる天窓には、どのような種類がある?」
「屋根に天窓を設置したいけれど、費用はどれくらい?」
「自宅に天窓を設置した方が良いのかどうかで迷っている」

このように、屋根に設置する天窓が気になっている方や設置を検討中の方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、天窓の種類や設置費用など、さまざまな観点から分かりやすく説明します。

記事を読むことで、天窓の設置が向いているケースと向かないケースが分かるため、自宅に天窓を設置すべきか判断しやすくなります。

ぜひ、最後まで目を通してみてください。

屋根に取り付けられる天窓とは?

屋根に取り付けられる天窓には、室内の風通しを良くしたり、光を取り入れたりする役割があります。

天窓があると、空気の通り道ができます。

室内の暖かい空気は、高い方へ上がっていく性質がありますが、天窓があれば外に出すことが可能です。

天窓があれば空気の入れ替えができるため、室内の快適性を保ちやすくなるのです。

また、室内の明るさは、日光が窓から入ることで得られます。

天窓は建物の屋根部分に設置されることが多いため、壁に設置された窓よりも光を取り入れやすくなるのです。

機能面のメリットだけでなく、天窓が付いていると家の外観がお洒落に見えたり、室内を広く見せたりすることもできます。

天窓を通して、自宅にいながら空や星などの自然を感じられたり、解放された気分でリラックスできたりすることも、天窓の魅力の一つです。

屋根に取り付けられる天窓の種類

屋根に取り付けられる天窓には、以下の種類があります。

・固定式天窓
・手動開閉式天窓
・電動開閉式天窓
・太陽光発電式天窓

それぞれについて、メリットやデメリットも含めた特徴を順番に確認していきます。

固定式天窓

開閉機能のない、シンプルな作りの天窓が固定式天窓です。

固定式天窓は光を取り入れることが目的の窓なので、開閉などの機能は特にありません。

そのため、天窓の中でも最もリーズナブルです。

固定式天窓のメリットは、開閉式に比べて、雨漏りのリスクが少ないことです。

しかしながら、開閉ができないため換気もできない点はデメリットの一つと言えます。

手動開閉式天窓

手動開閉式天窓は、ハンドルやバーにより手動で開け閉めできるタイプの天窓です。

開閉できるため、室内の換気がしやすい点がメリットです。

電気を使わず開閉できるため、後述する電動開閉式天窓と比較してもランニングコストがかかりません。

しかし、手動開閉式天窓は高い位置にあるので、自分で長い棒や脚立を使って開閉しなければならない点はデメリットの一つです。

また、電動開閉式天窓には雨感知センサーが付いているものもあります。

一方、手動開閉式天窓にはないため、急に雨が降ってきた場合も自分で気付き、窓を閉める必要があります。

電動開閉式天窓

電動開閉式天窓は、リモコンやスイッチを操作するだけで開閉できるため、手間がかかりません。

雨感知センサーが付いており、雨が降ってきたら自動で閉まるという便利な機能を兼ね備えたタイプのものもあります。

しかしながら、価格が高めなことや、電源が必要なため電気代がかかる点はデメリットの一つです。

太陽光発電式天窓

太陽光を利用して発電した電気によって開閉できる、太陽光発電式天窓もあります。

太陽光発電式天窓は、電源工事が不要です。

開閉するのに電気代がかかる電動開閉式天窓と比べて、電気代がかからない点もメリットです。

しかし、高機能な製品であることから価格設定が高めな点はデメリットとも言えます。

天窓を屋根に設置する際にかかる費用相場

天窓を屋根に設置する際にかかる費用相場は約30~70万円です。

天窓の設置費用には、取り付ける天窓本体の費用や、取り付け工事にかかる費用が含まれます。

取り付けたい天窓本体の種類や大きさによっても費用は変動します。

電動開閉式天窓を設置する場合は、電気回線の工事費用がかかる点にも注意が必要です。

また、天窓を後から取り付けたい場合には、住宅の建築時に設置する場合よりも工事の手間がかかることから費用は高くなる傾向にあります。

天窓を屋根に設置するのが向いているケース

以下のケースでは、天窓を屋根に設置するのに適しています。

・自然光が入りにくい間取りの場合
・湿気がこもりやすい場所がある場合
・景観を楽しみたい場合
・少しでも電気代を節約したい場合
・周囲の視線や生活音が気になる場合

なぜ、上記のケースで天窓の設置が適しているのか、以下で詳しくお伝えします。

自然光が入りにくい間取りの場合

自然光が入りにくい間取りの場合は、光を取り入れやすい天窓が適しています。

例えば、隣家との距離が近い場合は、壁の窓から自然光が入りにくいというデメリットがあります。

一方、天窓なら隣家に遮られることもなく、屋根からの光を取り入れられる点がメリットです。

住宅周辺の環境や間取りに応じて、天窓の設置を検討するのがおすすめです。

湿気がこもりやすい場所がある場合

湿気がこもりやすい場所がある場合は、空気の通り道を作りやすい天窓が適しています。

例えば、2階に浴室やロフトがある場合などは、どうしても暖かい空気がこもりがちです。

しかし、天窓から換気をすることで、暖まった空気を外に出し、湿気がこもるのを防ぎやすくなります。

景観を楽しみたい場合

天窓は、景観を楽しみたい場合にもおすすめの設備です。

特に山間部や高台にある住宅では、自宅の天窓からも自然が感じられ、心身ともにリラックスできます。

天窓は、自宅から空や星を眺めたい場合にもピッタリです。

少しでも電気代を節約したい場合

天窓を設置することで、少しでも電気代を抑えやすくなります。

天窓を設置すると太陽光が入ってきやすくなり、日中に照明を使う頻度が減ります。

風も通りやすくなるため、室内の快適性も高まるでしょう。

室内が快適になればエアコンを使う頻度が減り、電気代の節約にもなります。

周囲の視線や生活音が気になる場合

高い位置にある天窓なら、周囲の視線や生活音などを気にする必要がありません。

壁の窓と比較してみても、天窓を開けている時の話し音や生活音はあまり外に伝わらない点が特徴です。

そのため、近隣住民や通行人の視線を気にすることなく過ごせる点もメリットの一つです。

天窓を屋根に設置するのが向いていないケース

天窓を屋根に設置するのが向いていないケースもあります。

具体的には、以下の場合です。

・音に敏感な場合
・雨漏りのリスクを避けたい場合
・掃除やメンテナンスに手間をかけたくない場合

上記のケースで天窓の設置が向いていない理由について、以下で詳しくお伝えします。

音に敏感な場合

音に敏感な場合は、天窓を設置するのには適していません。

天窓は、想像以上に雨音が響きやすいです。

そのため、特に寝室など静かに休息を取るための部屋や、勉強部屋など集中して作業する場所に設置すると、音が気になってしまうのです。

音に敏感な場合は、なるべく廊下に設置するなどの対策がおすすめです。

雨漏りのリスクを避けたい場合

天窓の周囲に設置しているコーキングや防水シートは、隙間を埋めたり雨水の浸入を防いだりする役割があります。

しかし、コーキングの劣化や防水シートが損傷し、雨漏りするケースもあるのです。

また、天窓を設置した際の板金処理の施工不良や台風、強風なども天窓からの雨漏りの原因となる場合があります。

このように、天窓の設置と雨漏りのリスクは切り離せないものです。

雨漏りのリスクを少しでも避けたい場合は、天窓の設置はおすすめしません。

掃除やメンテナンスに手間をかけたくない場合

天窓を清潔に保つには掃除が大切ですが、高い所にあるため脚立が必要な場合があり、なかなか掃除しにくい点がデメリットです。

また、コーキングや防水シートなどは、天窓からの雨漏りを防ぐためにも定期的に点検を依頼する必要があります。

コーキングや防水シートの点検で不具合が見つかった場合、程度によっては補修が必要になります。

メリットも多い天窓ですが、掃除やメンテナンスに手間がかかってしまう点には注意が必要です。

屋根に天窓を設置できるか確認したうえで検討しよう

屋根の天窓は、室内の採光や風通しの面でメリットのある設備です。

天窓は、住宅の周囲の環境などによって、設置に適している場合と向いていない場合があります。

例えば、自然光をしっかり取り入れたい場合には天窓はおすすめです。

しかし、掃除やメンテナンスに手間をかけたくない場合には適していません。

これらのメリットやデメリットをよく確認したうえで設置を判断することをおすすめします。

天窓の設置には費用や工期がかかるため、自宅への向き不向きを前もって確認しておくと、工事の計画も立てやすくなります。

屋根に天窓を設置したい場合は、本当に設置するのが向いているのか確認したうえで判断するのがおすすめです。

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