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トステムの天窓は修理できる?修理できない場合のメンテナンス方法も紹介

2025/10/03 Fri
この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

「トステムの天窓に不具合があるけれど、修理可能なのか知りたい」

「トステムの天窓を修理する場合、どのくらいの費用がかかる?」

トステム製の天窓に不具合がある場合、修理ができるのかどうか気になっている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、トステム製の天窓が修理できない場合の選択肢や修理可能な場合の流れについて解説します。

記事を読むと、トステム製の天窓の不具合でお困りの場合に役立つ知識が得られます。

ぜひ最後まで目を通してみてください。

トステムの天窓は修理できないケースもある

トステムの天窓は、販売終了の場合や劣化が激しい場合に修理ができないことがあります。

修理ができないケースについて知っておくとスムーズな対処に繋がります。

それぞれ順番に解説します。

販売が終了している

トステムの天窓のなかには、既に販売が終了していることにより修理できないものがあります。

例えば以下のシリーズは販売が終了しており、修理に必要な部品が生産終了している可能性があるため注意が必要です。

・スカイライト
・デコルテ
・ブリゼール

自宅の天窓が販売終了しているかは、LIXIL(リクシル)公式サイトの「商品の販売期間を調べる「窓・シャッター」」のページから確認できます。

トステムは2011年にLIXIL(リクシル)に統合されているため、自宅の天窓が修理できるかどうかはLIXIL(リクシル)に直接問い合わせると確実です。

劣化が激しい

以下のように劣化が激しい場合も天窓の修理ができない可能性があります。

・ガラスに結露が発生しやすい
・フレームが腐食している
・雨漏りが頻繁に起こる

上記の場合は部分的に修理しても、再度トラブルが起きる可能性があります。

また、天窓の寿命は約20〜30年です。

そのため大幅に寿命を過ぎている場合も、部分的な修理では対応が難しい可能性が高いと言えます。

トステムの天窓が修理できない場合の選択肢

トステムの天窓が修理できない場合でも、新しい天窓に交換したり、天窓を撤去したりするなどの選択肢があります。

修理ができなくてもそのままにせず、本章でお伝えする2つの選択肢を検討するのがおすすめです。

新しい天窓に交換する

トステムの他の種類の天窓や、他のメーカーの製品など、新しい天窓に交換することも選択肢の一つです。

これまでと同じトステム(リクシル)製が良い場合は「スカイシアター」という天窓に交換する方法があります。

天窓はトステム(リクシル)以外にベルックスやYKK APなど他のメーカーからも販売されています。

いずれのメーカーも高品質な製品を販売しているため、お好みで選択するのがおすすめです。

例えばベルックスの天窓は断熱性や耐久性に優れており、雨漏りリスクが低い設計が魅力の一つです。

東京、埼玉の一部地域に対応している天窓修理の匠(運営:ウチノ板金)はベルックスの認定施工店のため、近隣にお住まいの場合は安心して工事を依頼いただけます。

天窓を撤去する

修理ができない場合は天窓を撤去する方法もあります。

雨漏りに悩まされたくない、定期的なメンテナンスが面倒といった場合におすすめです。

天窓を撤去すると以下のメリットがあります。

・雨漏りの心配が不要になる
・屋根の防水性能がアップする
・メンテナンスが不要になるため長期的なコスト削減につながる

ただし、天窓を撤去すると部屋の中が暗くなりやすいため、間接照明を増やすなどの工夫が必要です。

トステムの天窓が修理できる種類の場合の流れ

トステムの天窓のなかでも、2010年3月から販売している「スカイシアター」であれば、修理できる可能性が高いです。

修理を行う場合の流れは以下のとおりです。

・取扱説明書を確認する
・保証期間を確認する
・施工店やLIXIL(リクシル)修理受付センターに連絡する

順番に詳細を解説します。

取扱説明書を確認する

不具合を発見しても、故障ではない可能性もあるので、取扱説明書の「動かない場合」などの項目を確認します。

例えば電動開閉型の場合、リモコンの電池切れや温度ヒューズが作動しているなどの可能性もあります。

取扱説明書に記載の処置方法をまずは試してみてください。

保証期間を確認する

保証期間中は無料で修理が可能なため、保証期間を確認してください。

保証期間中でも、場合によっては有料となるケースもあります。

保証期間が過ぎている場合は、有料で修理可能です。

ただし、修理に使う部品の保有期間が過ぎている場合は修理できないケースもありますのでご注意ください。

施工店やLIXIL修理受付センターに連絡する

取扱説明書を確認しても不具合が解消されない場合や不明点がある場合は施工店やLIXIL(リクシル)修理受付センターに連絡してください。

連絡する時は、以下を事前に確認したうえで連絡するのがおすすめです。

・住所や名前、電話番号
・商品名、品番
・購入日もしくは入居日
・不具合の内容
・訪問希望日

手元にメモなどを置いて連絡するとスムーズです。

天窓の修理や交換、撤去にかかる費用相場

天窓の修理や交換、撤去にかかる費用相場は以下のとおりです。

・天窓の交換:約30~200万円
・コーキング補修:約3~10万円
・防水シートの交換:約15万円~
・パッキン交換:約5,000~4万円
・パッキン部分のコーキング補修:約1~5万円
・天窓の撤去:約20~50万円

天窓のサイズや種類、屋根の形状、素材などによって費用は変動しますので、上記の金額はあくまでも目安となります。

足場の設置が必要な場合は、上記の金額にプラスで費用がかかる点も考慮する必要があります。

天窓の修理や交換、撤去の施工事例

本章では、天窓の修理や交換、撤去の施工事例を紹介します。

工事内容や費用、工期などを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

部分的な補修

【BEFORE】

【AFTER】

屋根材のひび割れやズレが原因となり、天窓の周辺から雨漏りが起きていた築35年の住宅の事例です。

屋根全体の防水機能の低下により、全体的な補修が必要な状態であったため、カバー工法による工事を行いました。

新しい防水シートと屋根材を設置したことで雨漏りリスクの解消につながっています。

15万円の工事費用と足場費用がかかり、工期は2日間を要しました。

お客様からも天窓の雨漏りが止まったとの嬉しいお声をいただいています。

天窓の交換

【BEFORE】

【AFTER】

年数が経ち、屋根の防水機能が低下しており全体的に補修が必要な状態にてご相談を受けました。

屋根のカバー工法と天窓の交換を同時に実施した事例です。

ガルバリウムの屋根でカバー工法を行い、トステム製からベルックス製の屋根に交換したことにより次回のメンテナンス時期も20年以上先となりました。

130万円の工事費用と足場費用がかかり、工期は6日間を要しました。

劣化していた天窓の雨漏り対策や屋根のカバー工法による長期的な安心感に、お客様からお喜びいただけた事例です。

天窓の撤去

【BEFORE】

【AFTER】

何度も修理をしてきたものの天窓からの雨漏りが止まらず、建物へのダメージも進行していたことから、ご相談を受けました。

天窓を撤去した後、防水シートを施工し、新しい屋根材を施工しています。

35万円の工事費用と足場費用がかかり、工期は2日間を要しました。

何度修理をしても雨漏りが解消されなかった天窓を撤去したことで、雨の日の不安が解消されたとお客様から喜びの声をいただいています。

トステムの天窓の修理ができない場合は交換か撤去を依頼しよう

トステム製の天窓は、販売が終了している種類や劣化の激しいものは修理できない場合があります。

トステムはLIXIL(リクシル)と統合したため、自宅の天窓が販売終了しているかどうかはLIXIL(リクシル)公式サイトにて確認するのがおすすめです。

修理ができない場合は新しい天窓への交換もしくは撤去する方法があります。

例えば、同じトステム(リクシル)製が良い場合は「スカイシアター」があります。

ベルックスやYKK APなど他のメーカーからも高品質な製品が販売されているため、お好みで選ぶのがおすすめです。

天窓の撤去は雨漏りの心配が不要になり、屋根の防水性能がアップするなどのメリットがあります。

トステムの天窓の修理ができない場合は交換か撤去を依頼するのがおすすめです。

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