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天窓に結露が発生する原因や放置NGな理由、発生を防ぐ方法を徹底解説

2025/11/01 Sat
この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

「天窓に結露が発生するのはなぜ?放置しても問題ないの?」

「天窓の結露を防ぐ方法が知りたい」

このように、天窓の結露について詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。

天窓は結露が発生しやすく、放置するとカビの発生や木部の腐食などに繋がります。

本記事では、天窓に何度も結露が発生する場合の対処法や、発生させないための方法を解説します。

天窓の結露にお困りの方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。

天窓に結露が発生する原因

天窓に結露が発生する原因は以下の5つが挙げられます。

・室内と外の気温に差がある
・室内の湿度が高い
・空気が滞っている
・天窓の断熱性能が低い
・天窓周辺の断熱材が薄い

各項目について順番に解説します。

室内と外の気温に差がある

室内と外の気温差が結露の原因の一つです。

特に冬場は外の気温が低く、室内は暖房により気温が高いことが多いです。

温かい空気に含まれる水蒸気が、冷たい天窓で冷やされ水滴になると、結露が発生します。

そのため、結露を防ぐには、室内の湿度を調整したり、窓ガラスの断熱性を高めたりすることが大切です。

室内の湿度が高い

結露は室内の湿度が高く、湿気が多いほど発生しやすくなります。

例えば、以下の場合は室内の湿度が高くなりやすいため気を付けたいところです。

・洗濯物をよく室内で干している
・加湿器を使っている
・料理をすることが多い

料理の際は、炊飯器や鍋から水蒸気が発生するため、湿度が高くなりやすいです。

このように、室内の湿度が高いと結露が発生しやすくなってしまうため、日頃から換気を十分に行い、適切な湿度を保つことが大切です。

空気が滞っている

湿気は温かい空気と一緒に上へ上がる性質があり、高い場所にこもりやすくなっています。

天窓は室内の高い位置にあるため、天窓付近で空気(湿気)が滞っていると、結露が発生しやすいのです。

結露を発生させないための対策として、天窓周辺の空気を循環させることがポイントです。

天窓の断熱性能が低い

断熱性能の低い天窓も、結露が発生しやすいと言えます。

例えば、安価な天窓や、古いタイプの天窓は1枚ガラスのことが多く、外の冷たい空気をそのまま伝えやすいです。

そのため、ガラスの表面温度が下がり結露が発生しやすくなります。

天窓周辺の断熱材が薄い

天窓周辺の断熱材の薄さも結露の発生に関係しています。

例えば、天井の断熱材が薄い場合や、天窓の枠周辺に断熱材を丁寧に詰めていない場合は、天窓周辺が冷えやすくなります。

すると、ガラス表面が冷えて結露が発生しやすくなるのです。

古い住宅や、いい加減な業者が適当に天窓を後付けした場合、断熱材がほとんど入っていないケースもあるため、注意が必要です。

天窓の結露を放置した場合に起こり得るトラブル

天窓の結露を放置すると、以下のトラブルが起こる可能性があります。

・カビやダニが発生する
・木部が腐食、変色する
・金属部が劣化する
・内装の見た目が劣化する
・断熱性能が低下する

順番に詳しく解説します。

カビやダニが発生する

結露を放置すると、カビやダニが発生するリスクがあります。

カビやダニは湿度の高い場所を好みます。

そのため、天窓の周辺を結露で湿ったままの状態にしているとカビやダニが繁殖しやすくなるのです。

カビやダニの温床になるとアレルギーや喘息などを引き起こし、健康を損ねるリスクも高まります。

結露は放置せず、早めに対処することをおすすめします。

木部が腐食・変色する

結露を放置すると、結露の水滴が枠や内装に染み込み、木材が腐ったり変色したりする場合があります。

黒ずみや木枠の歪み、塗装の剥がれなどの原因にもなるため、注意が必要です。

結露はそのままにせず、早めに対処することが重要です。

金属部が劣化する

結露を放置すると、金属部が劣化するケースもあります。

結露によって金属枠やネジ部分が錆びると、天窓の開閉がスムーズにできなくなる場合があるのです。

さらに、サビから水滴が垂れて天井など内装を汚すこともあるため、放置すべきではありません。

内装の見た目が劣化する

結露を放っておくと、内装の見た目が劣化してしまう恐れがあります。

水滴が天井や壁紙に染み込み、クロスにシミができたり、剥がれたりするケースもあります。

天窓の下にシミが発生した場合、雨漏りしているように見えても、実は結露によるシミであるケースも多いため注意が必要です。

断熱性能が低下する

天窓の結露を放置すると、断熱性能が低下する恐れがあります。

結露による水分が天窓の枠や天井裏に染み込むと、断熱材が水分を吸収してしまい、十分な断熱性能が発揮されにくくなります。

断熱性能が下がると、室内の快適性も低下する恐れがあるため、早めに対処することが大切です。

天窓に結露を発生させないための方法

天窓に結露を発生させないためには、以下の方法がおすすめです。

・換気を十分に行う
・室内の湿度を調整する
・暖房の使い方を工夫する
・ガラスの断熱性を高める
・天窓や天窓周辺を点検してもらう

順番に詳しく解説します。

換気を十分に行う

十分な換気を行い、空気を入れ替えることは結露対策に有効です。

例えば、以下の方法がおすすめです。

・1日に何回か窓や換気口を開けて空気を入れ替える
・1日に何回か換気扇を回す
・サーキュレーターなどを使用し、空気を上まで循環させる

これらを日常的に行うことで天窓や天窓周辺の結露を予防しやすくなります。

室内の湿度を調整する

室内の湿度の調整も結露対策に有効です。

例えば、加湿器を使う場合は湿度が50~60%を目安にすることをおすすめします。

室内干しをする場合は除湿器を使う、料理や入浴時は換気扇を回すなど、湿度の管理を意識することがポイントです。

暖房の使い方を工夫する

暖房の使い方を工夫することも結露対策の一つとして有効です。

例えば、エアコンだけでなくサーキュレーターも使用することで、室内の空気を均一に温められます。

室内を一気に温めようとせず、徐々に温めていくことがポイントです。

また、暖房を使うときはこまめな換気も大切です。

ガラスの断熱性を高める

天窓に結露を発生させないためには、ガラスの断熱性を高める方法があります。

例えば、ガラスに結露防止シートや断熱フィルムを貼ったり、断熱カーテンやブラインドを設置したりする方法です。

様々な方法でガラスの断熱性を向上させることで、結露の発生を防ぎやすくなります。

天窓や天窓周辺を点検してもらう

天窓や天窓の周辺に施工不良がないか、断熱材に隙間がないかを業者に点検してもらうことも大切です。

万が一、問題や劣化などが見つかった場合は放置せず、補修を行うことをおすすめします。

天窓に結露が何度も発生する場合の対処法

前述の方法を試しても、結露が何度も発生する場合の対処法を紹介します。

具体的には、以下の方法があります。

・ガラスを交換する
・天窓自体を交換する
・天窓を撤去する

順番に詳しく説明します。

ガラスを交換する

結露が何度も発生する場合、ガラスの交換で対処できることがあります。

ペアガラスやトリプルガラスに交換することで、断熱性が高まり、結露が起きにくくなります。

ペアガラスは2枚のガラス、トリプルガラスは3枚のガラスを重ね、その間に空間を持たせた断熱性の高い窓です。

天窓のガラス交換工事の費用相場は約5~30万円です。

天窓自体を交換する

天窓自体を交換することも結露対策として有効です。

結露が頻繁に発生する場合、経年劣化が原因となっているケースがあります。

天窓の寿命は20〜30年です。

天窓交換の工事にかかる費用相場は30~200万円です。

天窓を交換することで結露の心配が減り、快適性も向上します。

天窓を撤去する

日頃の結露の対策や定期的なメンテナンスが面倒な場合には、天窓を撤去する方法もあります。

天窓の撤去にかかる費用相場は20~50万円です。

天窓を撤去することで結露や雨漏りの心配が減り、メンテナンスの手間も軽減できます。

天窓の結露は放置せず、日頃から発生を防ぐために気を付けよう

天窓の結露は、室内外の気温差が大きい場合や、室内の湿度が高い場合に発生します。

天窓の結露を放置すると、カビやダニの発生、木部の腐食だけでなく断熱性能の低下などの原因にもなります。

結露対策の方法は以下のとおりです。

・換気を十分に行う
・室内の湿度を調整する
・暖房の使い方を工夫する
・ガラスの断熱性を高める
・天窓や天窓周辺を点検してもらう

上記の中でも、十分な換気や室内の湿度調整などは日頃から意識しやすいポイントです。

天窓の結露は放置せず、発生を防ぐために日頃から気を付けましょう。

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