天窓からの紫外線をカットした方がよい理由やリスク、対策を解説

この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。25年以上、約10,000件の現場経験で培った技術と知識をもとに、屋根・雨樋・板金・外壁工事に携わる。建築家・隈研吾氏が関わるカフェ「和國商店」のプロデュース(グッドデザイン賞等受賞)、海外での活動なども行う。また、全国の屋根屋50社以上と共にボランティア活動を行い、屋根の展示イベント「屋根展」を主宰している。

「天窓からの紫外線が気になる」
「天窓からの紫外線の対策方法を知りたい」
このように、天窓からの紫外線にお悩みの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、天窓からの紫外線によって起こり得るトラブルや、対策をお伝えします。
天窓からの紫外線は肌のトラブルや家具、床の日焼けにもつながるため、早めの対策が大切です。
天窓からの紫外線をカットしたいと考えている方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
目次
天窓からの紫外線をカットした方がよい理由

天窓からの紫外線をカットした方がよい理由に、紫外線を室内に取り込みやすいことや、気づかないうちに紫外線を浴びてしまうことが挙げられます。
順番に詳しく解説します。
紫外線を室内に取り込みやすい
天窓は壁にある窓よりも、効率的に太陽光を取り込める特徴があります。
しかし、太陽光を取り込みやすいということは紫外線も取り込みやすいのです。
屋根に設置されている天窓は遮るものがありません。
そのため、紫外線の影響を直接受けやすいのです。
気づかないうちに紫外線を浴びてしまう
気づかないうちに紫外線を浴びてしまうため、天窓からの紫外線はカットした方がよいと言えます。
壁にある窓は外側に庇(ひさし)や外構があるため、紫外線をある程度遮ることが可能です。
しかし、天窓は高い位置にあり、紫外線を遮るものもありません。
そのため、自分が気づかないうちに紫外線を受け続けている状態になっているのです。
天窓からの紫外線をカットしないと起こり得るトラブル

本章では、天窓からの紫外線をカットしないと起こり得るトラブルについて解説します。
具体的には以下のトラブルが考えられます。
・肌に影響する可能性がある
・家具や床が日焼けしてしまう
・カーテンや畳が劣化しやすくなる
・建材の劣化を早める可能性がある
順番に詳しく説明します。
肌に影響する可能性がある
紫外線はガラスを通過します。
紫外線があたると日焼けやシミ、肌の老化の原因になる可能性があります。
天窓からの紫外線の場合、屋外と同程度ではないものの、気になる場合は対策することがポイントです。
在宅時間が長い場合や天窓の設置位置によっては特に影響を受けやすいため、注意が必要です。
また、日常的にも紫外線対策を意識することで肌のトラブルの予防にもつながります。
家具や床が日焼けしてしまう
紫外線は人体だけでなく、家具やフローリングにも影響を及ぼします。
一度日焼けしてしまうと、元に戻らないのです。
大切な家具や、住居の床を守るためには紫外線の対策が肝心です。
家具の配置を工夫したり、日差しが長時間にわたって直接当たらないような配置にしたりするなどの方法があります。
カーテンや畳が劣化しやすくなる
繊維は紫外線に弱いため、生地の劣化、色あせの原因になりやすいです。
気づかないうちに傷んでいるケースも多くあります。
全体ではなく、よく日が当たる部分だけ色が変わってしまうため、注意が必要です。
建材の劣化を早める可能性がある
建材の劣化を早める可能性がある点にも気を付ける必要があります。
塗装や接着剤、樹脂なども紫外線のダメージを受けやすいです。
そのため、窓枠や建具にも影響しやすいことが考えられます。
長期的に見ると、住宅の美観を損なう恐れもあるため、注意が必要です。
定期的なメンテナンスや点検がポイントです。
内側からできる天窓の紫外線カット対策

本章では、内側からできる天窓の紫外線カット対策を紹介します。
UVカットフィルムやロールスクリーン、ブラインドによる対策方法です。
以下で詳しく説明します。
UVカットフィルムを貼る
UVカットのできるフィルムを貼る方法で、これにより室内の温度上昇を防ぎやすくなります。
また、紫外線による家具や床の色あせ防止にもつながります。
太陽光を遮ることなく室温上昇を防げるため、内側からできる紫外線カット対策の一つとしておすすめです。
ロールスクリーンやブラインドを設置する
ロールスクリーンやブラインドの設置も紫外線カット対策として有効です。
さらに、日差しの調整がしやすくなることで、快適な室内環境の維持にもつながります。
遮熱機能や断熱機能の有無や色によっても効果が異なるため、よく調べたうえで取り入れてみることをおすすめします。
外側からできる天窓の紫外線カット対策

本章では、外側からできる天窓の紫外線カット対策を紹介します。
具体的には以下の3点です。
・シェードやオーニングを設置する
・UVカット性能の高いガラスへ交換する
・天窓を撤去する
順番に解説します。
シェードやオーニングを設置する
天窓の外側にシェードやオーニングを設置することで、紫外線や強い日差しを遮ることが可能です。
日差しが室内に入る前にカットできるので、室内の温度の上昇も防ぎやすくなります。
UVカット性能の高いガラスへ交換する
Low-E複層ガラスやUVカットガラスなど、UVカット性能の高いガラスへの交換も効果的です。
Low-E複層ガラスとは、ガラスに薄い特殊な金属膜をコーティングして、熱や紫外線を通しにくくしたものです。
紫外線カット率は製品によって異なるため、購入時に確認しておくことをおすすめします。
ガラスの交換には工事が必要となりますが、大きな効果が期待できます。
天窓を撤去する
どうしても紫外線の影響が我慢できない場合には、天窓の撤去という手段もあります。
紫外線の影響以外にも、メンテナンスが面倒だったり、雨漏りが頻繁に起きたりしている場合には撤去してしまうのも1つの方法と言えます。
天窓の交換や撤去を検討している場合は天窓修理の匠にご相談ください

天窓修理の匠を運営するウチノ板金は、屋根専門のプロです。
多様な屋根に精通しているだけでなく、天窓を含む屋根周りの付帯部についても豊富な知識と技術を持っています。
天窓修理の匠には国家資格を持っている職人が在籍しています。
具体的には「1級建築板金技能士」や「登録建築板金基幹技能者」などです。
正しい知識や技術による品質の高い施工が受けられるうえ、工事後の不具合が起きにくい点もメリットの一つです。
大手リフォーム会社や施工店では下請け業者に施工を依頼しており、仲介手数料が費用に上乗せされる場合もあります。
一方、弊社は自社の熟練職人が施工を担当するので、仲介手数料が発生せず価格を抑えられるのです。
天窓メーカーのベルックスから認定された天窓の修理や交換を行う施工店でもあり、ベルックスの天窓に関する正しい知識や技術を活かした対応もしています。
トップライトの交換や撤去を検討している場合は、ぜひ天窓修理の匠にご相談ください。
天窓を交換した施工事例

本章では、実際に行った天窓の交換工事の事例を紹介します。
どのような工事をしたかや金額、工期などをビフォーアフター画像とあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
【BEFORE】

【AFTER】

天窓のガラスの縁部分から雨漏りするようになったとのご相談を受けたケースです。
現地にて確認したところ、外からのメンテナンスが必要な状態でした。
足場も設置しなければならなかったことから、最新の天窓に交換することにしました。
既存の屋根を部分的に撤去し、ベルックス製の天窓に交換しています。
工事費用は60万円、工期は5日です。
雨漏りが改善しただけでなく、住環境の改善にもつながりました。
天窓からの雨漏りがストレスになっていたというお客様でしたが、無事に解決したことで気持ちもスッキリした、との嬉しいお言葉を頂戴しました。
天窓からの日差しは肌だけでなく家具や床にも影響するので、早めに紫外線カット対策を行おう

太陽光を取り込みやすく、室内が明るくなる天窓ですが、同時に紫外線も取り込んでいます。
天窓からの日差しは肌だけでなく、家具や床にも影響してしまいます。
特に長時間日差しが当たる場所では色あせや劣化が進みやすいです。
紫外線対策としては内側からフィルムやブラインドを設置したり、外側からUVカット性能の高いガラスへ交換したりする方法があります。
天窓にまつわる工事は難易度が高く、高度な技術が必要です。
天窓修理の匠を運営するウチノ板金は屋根専門のプロと言える技術力を持っているため、安心してご依頼いただけます。
天窓からの紫外線が気になる場合には、できる限り早めに対策を行うことをおすすめします。

