販売終了しているパナソニックのトップライトは修理不可?対処法を解説

この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

「パナソニックのトップライト(天窓)を修理したい」
「パナソニックのトップライトの修理費用が知りたい」
このように、販売終了しているパナソニックのトップライトの修理について、お悩みの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、パナソニックのトップライトで修理サービスが終了している商品や修理不可なケースを紹介します。
上記のケースにおける対処法や修理可能な場合の流れや修理費用を知りたい方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
目次
パナソニック(ナショナル)のトップライト(天窓)は販売終了している

2025年11月時点でパナソニック(ナショナル)は天窓を販売していません。
現在は、天窓を模した空間演出システムの「天窓Vison」が販売されています。
「天窓Vison」は、雲や明るさなどをデジタルで演出する空間演出システムです。
太陽光を上から取り入れられない地下や1階などの天井に設置することで、自然の中にいるような開放感やリラックス感が得られます。
パナソニックのトップライトは修理サービスが終了している種類が多い

パナソニックのトップライトには、販売および修理サービスが終了しているシリーズがあります。
修理サービスが終了した商品シリーズは以下のとおりです。
・ボール型、ダイヤ型
・フラット型
・薄型水切り付
・ウッディ
・スライドウィンドウ
・コックピット
・シャワーブライト
・換気扇付(薄型)
・ES
・ニューウッディ
・断熱てんまど
上記商品は、修理に必要な部品が生産終了している可能性が高いです。
また、2024年時点の情報なので、さらに追加されている可能性もあります。
修理ができるかどうかを確実に知りたい場合は、パナソニックに直接問い合わせることをおすすめします。
パナソニックに限らずトップライトは劣化が激しい場合も修理不可

パナソニックに限らず、下記のように劣化が激しいトップライトも修理不可です。
・ガラスに結露が発生しやすい
・フレームが腐食している
・雨漏りが頻繁に起こる
上記のケースは部分的に修理しても、再発する可能性があります。
また、天窓の寿命は約20〜30年です。
大幅に寿命を過ぎている場合も、部分的な修理では対応が難しいケースが多いため、注意が必要です。
パナソニックのトップライトが修理できない場合の対処法

パナソニックのトップライトが修理できない場合の対処法として、天窓自体の交換や撤去が挙げられます。
以下で詳しく説明します。
天窓自体を交換する
パナソニックのトップライトが修理できない場合、天窓を新しいものに交換することで対処可能です。
現在はベルックスやYKK APなどから天窓が販売されています。
どのメーカーもしっかりした製品を販売しているため、好みに応じて選んでみてください。
天窓修理の匠(運営:ウチノ板金)は、ベルックスの認定施工店です。
ベルックスの天窓は断熱性や耐久性に優れており、雨漏りリスクが低い設計になっています。
天窓は屋根に設置するため、雨漏りしやすい箇所です。
長期的に見て雨漏りリスクの低い商品を選ぶことも大事なポイントです。
天窓を撤去する
雨漏りに悩まされたくない、定期的なメンテナンスが面倒という場合は、天窓を撤去することも可能です。
天窓を撤去すると以下のメリットがあります。
・雨漏りの心配が不要になる
・屋根の防水性能がアップする
・メンテナンス不要で長期的なコストが削減できる
ただし、天窓を撤去すると部屋の中が暗くなりやすい点がデメリットです。
この場合は間接照明を増やすなどの工夫が必要です。
パナソニックのトップライトが修理できる場合の流れ

パナソニックのトップライトが修理できる場合の流れは以下のとおりです。
・取扱説明書を読む
・保証期間が過ぎていないか確認する
・修理業者を探す
以下で詳しく説明します。
取扱説明書を読む
天窓が開閉できなくなった場合は、取扱説明書の「動かない場合」などの項目を確認してください。
電動開閉型の場合、リモコンの電池切れや温度ヒューズが作動している可能性もあります。
保証期間が過ぎていないか確認する
保証期間中であれば無料で修理を受けられるため、保証期間が過ぎていないかどうかを確認してください。
場合によっては、有料での修理となるケースもあります。
ただし、パナソニックの天窓は修理サービスが終了しているシリーズが多いため、保証されない可能性も高いです。
型番が分からなかったり、保証書が見つからなかったりする場合は、パナソニックの「修理ご相談窓口」に問い合わせてみることをおすすめします。
修理業者を探す
天窓修理業者を探す際は、天窓修理に特化した業者に依頼するのが安心です。
天窓修理は専門的な知識や技術を必要とするからです。
信頼できる業者を見つけるために、公式サイトで施工事例や実績、口コミサイトで利用者の声や評価をチェックしておくこともおすすめします。
トップライトの修理や交換、撤去にかかる費用の目安

トップライトの修理や交換、撤去にかかる費用の目安は以下のとおりです。
・パッキン交換:約5,000~4万円
・パッキン部分のコーキング補修:約1~5万円
・コーキング補修:約3~10万円
・防水シートの交換:約15万円~
・ガラスの交換:約5~30万円
・天窓の交換:約30~200万円
・天窓の撤去:約20~50万円
天窓のサイズや種類、屋根の形状、素材などによって費用は変わります。
また、天窓工事は高所での作業となるため、足場の設置も不可欠です。
足場の設置が必要な場合は、上記の金額にプラスで費用がかかります。
トップライトの修理や交換、撤去の施工事例

本章では、トップライトの修理や交換、撤去の施工事例について紹介します。
ここでは天窓修理の匠が実際に施工した事例をご覧いただけます。
工事内容や金額、工期をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
施工事例1
【BEFORE】

【AFTER】

築25年の戸建て住宅にお住まいのお客様から、天窓付近の天井より雨漏りが発生しているとのご相談をいただいたケースです。
調査を行ったところ、新築時の施工不良が原因で、天窓まわりの下地まで腐食していることが判明しました。
そこで、板金屋根を部分的に葺き替える工事を実施し、雨水の浸入を止めました。
工事にかかった工期は3日、費用は30万円(足場代別途)でした。
お客様から「修理後、大雨が降ってもまったく濡れず、安心して眠れるようになりました!」という喜びの声をいただきました。
施工事例2
【BEFORE】

【AFTER】

新築時から設置されていた天窓のガラス縁部分から雨漏りするようになったとのご相談をいただいたケースです。
外側からのメンテナンスが必要な状態でしたが、足場を設置しなければ作業ができなかったため、このタイミングで最新の天窓へ交換しました。
既存の屋根を部分的に撤去し、ベルックス製の天窓へ交換することで、雨漏りの改善だけでなく、住環境もより快適なものへと改善されました。
この工事にかかった工期は5日、費用は60万円(足場代別途)でした。
工事後には、お客様から「天窓の雨漏りが原因でストレスでしたが、無事に解決し、気持ちもスッキリしました!」と嬉しいお声をいただきました。
施工事例3
【BEFORE】

【AFTER】

店舗の屋根に設置されていた天窓から雨漏りが発生し、営業中にも雨水がポタポタと落ちてしまう状態になっており、ご相談をいただいたケースです。
応急処置では改善が見られず、天窓まわりの防水シートや枠の劣化が進んでいたため天窓を撤去することになりました。
天窓周辺のスレート屋根材を撤去し、新規の同等屋根材(コロニアル屋根)で仕上げています。
この工事にかかった工期は2日、費用は25万円(足場代別途)でした。
お客様からも「思い切って天窓を撤去し、屋根をしっかり補修してもらったおかげで、安心して営業できるようになりました!」という嬉しいご感想をいただきました。
パナソニックのトップライト修理や交換は天窓修理専門の業者に依頼しよう

パナソニックのトップライトの多くのシリーズで、販売および修理サービスが終了しています。
また、パナソニックに限らず、激しく劣化しているトップライトも修理ができません。
ガラスに結露が発生しやすかったり、雨漏りが頻繁に起こったりする場合は、部分的に修理しても再発する可能性があるため注意が必要です。
パナソニックのトップライトが修理できない場合は、天窓自体の交換や撤去を行う方法があります。
天窓の交換や撤去には専門的な技術や知識を必要とします。
パナソニックの天窓修理や交換は、天窓修理専門の業者に依頼するのがおすすめです。

